品種– category –
アラビカ種とロブスタ種、その下に連なる栽培品種を解説する分類です。ゲイシャ、ブルボン、ティピカ、SL28、カトゥーラなど主要品種の来歴と風味の傾向を整理。品種名から味を読み取れるようになります。系譜の全体像は「コーヒー品種の系統樹」へ。
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耐病性品種はなぜ破られるのか|ティモール・ハイブリッドの抵抗性とさび病の「レース」
さび病に強いはずの品種が、ある年から発病する——ホンジュラスのレンピーラで2017年に確認された現象です。耐病性の多くはティモール・ハイブリッドに由来しますが、病原菌には抵抗性を乗り越える「レース」があり、確認される数は増えてきました。一部は30年以上使われてきた抵抗性と破られた実例、23地点・29品種の試験を一次資料で並べます。 -
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さび病で収量はどれだけ落ちるのか|「最大35%」「35〜50%」「75%超」はそれぞれ何の値か
コーヒーさび病による減収は「最大35%」とも「35〜50%」「75%超」とも書かれます。35%は中米などの近年の流行を記した総説の値、35〜50%はその総説ともう1本の文献を並べて引いた論文の値、75%超は激甚な場合の値で、それぞれ前提が違います。その年の損失と翌年に持ち越す損失を分けて測った実験も含め、数字の定義を一次資料でほどきます。 -
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2012〜13年 中米のさび病|被害は270万袋か350万袋か、数字は誰がいつ出したのか
2012〜13年に中米を襲ったコーヒーさび病の被害は、「270万袋・17.1%減」とも「350万袋」とも、のちには「14.7%減」とも伝えられました。違いは、損失の見込みか生産量の前年比か、メキシコを含むか、損失と分母で地域の書き方がそろっているか、いつの推計かから生まれます。ICO・PROMECAFÉ/IICAの一次資料を時系列に並べ、230万袋→270万袋→350万袋と更新された被害推計と、流行を後押しした気象条件を整理します。 -
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コーヒーさび病とは|1861年の記録から約70か国へ広がった葉の病気
コーヒーさび病は、菌 Hemileia vastatrix が葉に取りつき、早い落葉を通じて収穫を細らせる病気です。1861年にヴィクトリア湖畔で記録され、1869年に学名が付き、セイロンでの流行から急速に広がって1970年にはブラジルへ渡りました。雨と風が胞子を運ぶ仕組み、温度で発病までの日数が変わる実験、セイロンの流行の年が資料で1868年と1869年に分かれている点を一次資料で整理します。 -
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F1ハイブリッド品種とは|気候変動時代のコーヒー育種最前線
F1ハイブリッドコーヒーは気候変動時代に対応する新世代品種です。遺伝的に遠い親を交配した一代雑種で、雑種強勢により収量・耐病性・カップ品質を同時に高めます。セントロアメリカーノ、スターマヤなど代表品種の特徴と、普及の課題を解説します。 -
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リベリカ種とエクセルサ種|世界の数%未満の「第3・第4のコーヒー」
世界生産量わずか数%のリベリカ種とエクセルサ種について、原産地から栽培史、現在の流通実態まで解説。アラビカ・ロブスタに次ぐ第3のコーヒー原種の知られざる魅力と、気候変動下での再評価の可能性を紹介します。 -
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ロブスタ種の完全ガイド|「安い豆」から「未来の豆」へ
世界生産の44.1%を占めるロブスタ種は、長年「安価なブレンド用」と見なされてきましたが、精製技術の進化と気候変動への適応力により、スペシャルティ市場での再評価が進んでいます。 -
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ゲイシャ系統の広がり|パナマ系とエチオピア原種
ゲイシャ系統は、エチオピア原産のアラビカ種が中米で独自の進化を遂げた品種です。パナマ系は火山性土壌の高地で栽培され、ジャスミンや柑橘の華やかなフレーバーを特徴とする一方、エチオピア原種は多様な在来集団を含み、ベルガモットや紅茶様の香りが現れ… -
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パカス・ビジャサルチ種とは|中米の矮性ブルボン変異
パカス種とビジャサルチ種は、ブルボン種の自然突然変異から生まれた矮性品種です。樹高が低く密植に適した特性により、中米の急峻な斜面での栽培効率を大きく向上させました。発見から今日まで、多くの交配品種の親として重要な役割を果たしています。 -
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ジャバ種(Java)とは|エチオピア由来のコーヒー品種と再評価の歴史
ジャバ種(Java)は、エチオピア原産のアラビカ種のコーヒー品種です。19世紀初頭にオランダ人がエチオピアからジャワ島へ持ち込み、島の名で呼ばれるようになりました。細長い豆の形とコーヒーベリー病(CBD)に強い性質、中米やカメルーンで再評価された経緯を解説します。 -
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ルイル11・バティアン種とは|ケニアの次世代品種
ケニアの次世代品種ルイル11とバティアンは、SL28・SL34の病害弱点を克服するため1980年代から開発された耐病性品種です。樹高を抑えながら複合耐病性を備え、クリーンで安定したカップを実現。 -
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カティモール/サルチモール種とは|耐病性ハイブリッド
カティモール種とサルチモール種は、アラビカ種にロブスタ種の遺伝子を導入したハイブリッド品種で、さび病耐性と高い収量性を持つ交配種です。1970年代から熱帯各地で普及し、近年は精製技術の向上により高スコアを獲得する例も増えています。