風味・テイスティング– category –
コーヒーの味と香りを科学するカテゴリー。酸味・甘み・苦味などの味成分、フレーバーホイールの読み方、カッピングの手順、スペシャルティの評価基準(SCAスコア)、テイスティング用語まで、官能評価の体系をわかりやすく解説します。感じた味を言葉にできるようになる記事をまとめています。
-
風味・テイスティング
コーヒーの袋に「天然」「純」「最高級」はどこまで書けるのか|公正競争規約の条件を読む
コーヒーの袋に「天然」「純」「最高級」と書くことは、公正競争規約が不当表示の例示として挙げています。タンポポや大豆を原料としたものに「コーヒー」と書けない理由も同じ条文。何がどこまで禁じられ、何は禁じられていないのかを条文の順に整理します。 -
風味・テイスティング
缶コーヒーが「プレミアム」を名乗れる条件|スペシャルティとは無関係の話
缶コーヒーの「プレミアム」「スペシャル」「ゴールド」には、名乗るための条件があります。指定された12語のいずれかで、別表2の銘柄を51パーセント以上使うか、自社従来品より豆を2割以上増量するなどしたうえで、事前の届出が要る——スペシャルティコーヒーの評価とは別の話です。 -
風味・テイスティング
冬のコーヒーは何が違うのか|室温という見落とされた変数
冬に変わるのは豆ではなく、飲む温度とそれが保たれる時間です。淹れた瞬間の温度が同じでも室温が低ければ低下は速く、実際に口にする温度帯が夏と冬で違ってきます。効くのは器具ではなくカップと飲む速度です。 -
風味・テイスティング
味覚の個人差の科学|苦味受容体TAS2Rとコーヒーの好み
同じコーヒーでも人によって味わいが異なるのは、舌の苦味受容体TAS2Rの遺伝的多型が原因です。遺伝子の違いが苦味物質への感受性を左右し、味覚の個人差を生み出しています。自分の味覚特性を理解することで、豆選びがより的確になります。 -
風味・テイスティング
「コク」と「キレ」の科学|日本語の味言葉を定義する
コーヒーコクとは複雑性・持続性・広がりの3要素から成る統合的な感覚であり、一方「キレ」は後味の切れ上がりの速さを指す日本独自の味言葉です。英語に直訳できないこれら2つの概念を、味覚科学とコーヒー研究の一次資料から科学的に定義し直します。 -
風味・テイスティング
レトロネイザル嗅覚|コーヒーの「風味」の大半は鼻から抜ける香りだった
コーヒーの風味の大半は、口から鼻へ抜ける香り「レトロネイザル嗅覚」によって構成されています。鼻をつまんで飲むと苦味と酸味だけが残り、ベリーやチョコレートといった香りが消える現象から、味覚と嗅覚の関係を解説します。 -
風味・テイスティング
温度と味の知覚|コーヒーが冷めると酸っぱくなる理由
コーヒーが冷めると酸っぱく感じるのは、温度による味覚受容体の感度変化と液体中の化学反応が同時に起きるためです。甘味を感じるイオンチャネルは温度が高いほど活性が強まり、逆に酸味は冷めるほど鋭くなります。温度と味の知覚の関係を科学的に解説します。 -
風味・テイスティング
コーヒーの渋み・雑味の化学|タンニン・乾留成分の正体
コーヒーの渋みはポリフェノール類が唾液タンパク質と結合する触覚現象で、雑味は過抽出や乾留成分による不快な味です。クロロゲン酸などの化学成分と抽出条件から、渋みの正体と対策を解説します。 -
風味・テイスティング
欠点風味図鑑|フェノール・発酵臭・紙臭…オフフレーバーの原因と見分け方
コーヒー豆の欠点風味(オフフレーバー)であるフェノール臭・発酵臭・紙臭などの原因と見分け方を、SCAの評価規格とWorldCoffeeResearchの標準語彙に基づいて解説。 -
風味・テイスティング
ボディ・マウスフィールの正体|コーヒーの質感を作る成分の科学
コーヒーのボディとは味ではなく舌が感じる質感で、オイル・メラノイジン・多糖類などの成分が作ります。金属フィルターで抽出すれば重い口当たり、ペーパーフィルターなら軽やかになり、産地・精製・焙煎・抽出のすべてがボディコーヒーの質感を左右します。 -
風味・テイスティング
コーヒーの甘さの知覚|糖がほぼ無いのになぜ甘いと感じるのか
コーヒーに残る糖はごく微量なのに、なぜ甘いと感じるのか。焙煎で失われた糖の代わりに、フラネオールやバニリンといった甘い香気成分が嗅覚を刺激し、脳が味覚と統合することで、コーヒー甘みの知覚が生まれます。 -
風味・テイスティング
コーヒーの苦味の科学|カフェインではない「本当の犯人」
コーヒーの苦味はカフェインではなく、焙煎で生成されるクロロゲン酸ラクトンやフェニルインダンなどの成分が主役です。焙煎度と抽出条件で苦味の質が変わる科学的メカニズムを解説します。
12