Coffee Pickの中の人– Author –
Coffee Pickの中の人
コーヒーを「なんとなく美味しい」で済ませられない、Coffee Pickの中の人。豆の品種から抽出収率まで、つい数字で語りたがる悪い癖があります。好きな焙煎は浅煎り、苦手な注文は「おまかせで」。一杯の裏にある歴史と科学を、できるだけ正確に、できるだけ面白くお届けします。
-
歴史・文化
世界のコーヒー文化|トルコ式・イタリアン・北欧式の違い
エチオピアの山岳地帯で発見されたコーヒーノキは、15世紀にイエメンのスーフィー教徒によって焙煎・抽出という形で飲用され始めた。その後500年をかけて世界各地へ広がり、各地の風土・宗教・社会構造に応じて独自の抽出法や飲用文化を形成した。トル… -
歴史・文化
第一・第二・第三の波|スペシャルティコーヒー革命の系譜
2002年、ポートランドのスタンプタウン・コーヒー・ロースターズでは、バリスタがケニア産の豆を一杯ずつハンドドリップで淹れていた。客は産地や精製方法を尋ね、焙煎士は農園の標高と品種について語った。同じ年、日本のコンビニでは100円のインス… -
歴史・文化
コーヒー植民地史|オランダ・フランス・ブラジルへの世界拡散
15世紀のイエメンで始まったコーヒー栽培は、17世紀以降ヨーロッパ列強の植民地政策と結びつき、世界規模の商品作物へと変貌した。オスマン帝国の港湾都市モカが独占していた供給体制は、わずか数本の苗木の持ち出しによって崩壊し、ジャワ島からカリブ… -
歴史・文化
イスラム世界とコーヒー|カフヴェ・カーネからカイロ・コンスタンチノープルへ
15世紀のイエメンで、スーフィー派の修道僧たちは夜通し続く祈りの儀式のために、ある飲み物を用いた。それがコーヒーである。エチオピア高原に自生していたコーヒーノキの種子は、紅海を渡ってアラビア半島に持ち込まれ、焙煎と抽出という加工技術を獲得… -
歴史・文化
日本のコーヒー史|1858年開港から戦後喫茶店文化まで
1858年の開港から戦後の喫茶店文化まで、日本のコーヒー受容史を解説。出島での初接触、カフェー・パウリスタ、純喫茶ブーム、缶コーヒーの誕生など日本独自の発展をたどります。 -
抽出の科学
抽出収率(Extraction Yield)の計算と最適レンジ|18-22%の科学
コーヒーの抽出収率(EY)の計算方法と最適レンジ18-22%を科学的に解説。TDSからの計算式、未抽出・過抽出のメカニズム、粒度・湯温・時間・比率による収率の調整法まで。 -
産地・品種
エチオピア産コーヒー完全ガイド|イルガチェフェ・シダモ・ハラー
コーヒー発祥の地エチオピアを完全ガイド。イルガチェフェ・シダモ・グジ・ハラーの産地別風味、ウォッシュトとナチュラルの違い、ECX流通やダイレクトトレードまで解説します。 -
歴史・文化
ヨーロッパへの伝播|ヴェネツィア・ロンドン・ウィーン コーヒーハウスの誕生
17世紀ヨーロッパにコーヒーが広がる過程を、ヴェネツィア・ロンドン・ウィーン・パリのコーヒーハウス文化から解説。ペニー大学、ロイズ保険、啓蒙思想との関わりまで一次史料でたどります。 -
抽出の科学
TDS(総溶解固形分)とは|濃度を測ってコーヒーを科学する
コーヒーのTDS(総溶解固形分)とは何かを解説。濃度と抽出収率の違い、屈折計の測定原理、適正TDS帯、収率計算式まで、抽出の再現性を高める数値管理の基礎をまとめました。
12