Coffee Pick Lab– Author –
Coffee Pick Lab は、コーヒー知識メディア Coffee Pick をつくっている編集ラボです。国際コーヒー機関や全日本コーヒー協会の統計、ISO や公正競争規約などの規格・法令、査読論文、生産国の公的資料——一次資料を原典で読むことを出発点にしています。英語や現地語の資料の読み解きと下書きにはAIを使い、数字・年代・固有名詞は人が出典に当たり直して、裏が取れないものは落としてから公開します。編集方針と制作工程は運営者情報にまとめています。
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ドリンク・メニュー
缶コーヒーはなぜ「あの味」なのか|加熱殺菌と密封が香りに何をしているか
缶コーヒーの香りが淹れたてと違うのは、作り手の手抜きではなく工程の帰結です。加熱処理で減る香気成分が特定されている一方、酸素の置換や超高温短時間殺菌で対処する製法も報告されています。失われる側と設計する側の両方から、あの味の構造を読みます。 -
精製・焙煎
「炭焼きコーヒー」は最初から最後まで炭でなければ名乗れない
「炭焼き」「炭火焼」と名乗るには、生豆の焙煎開始から終了までの一貫工程で同一の熱源を用いたことが条件です。銘柄名と併記するならさらに条件が加わります。熱源を冠した表示だけを対象にした規約の別表3を、遠赤外線という言葉の実際と並べて読み解きます。 -
コーヒーと体
コーヒーの容器に「効く」と書けない理由|規約と法律が重なる場所
コーヒーの容器や広告に「病気の予防に効く」と書けないのはなぜか。コーヒー飲料等の公正競争規約は効能・効果の誤認を禁じ、健康増進法は誇大表示を禁じています。切り方が違う複数のルールが同じ一文に重なっている構造を整理します。 -
風味・テイスティング
コーヒーの袋に「天然」「純」「最高級」はどこまで書けるのか|公正競争規約の条件を読む
コーヒーの袋に「天然」「純」「最高級」と書くことは、公正競争規約が不当表示の例示として挙げています。タンポポや大豆を原料としたものに「コーヒー」と書けない理由も同じ条文。何がどこまで禁じられ、何は禁じられていないのかを条文の順に整理します。 -
保存・鮮度
コーヒーの袋の一括表示は、読者に何を約束しているのか
コーヒーの袋の裏にある枠——一括表示には、品名から製造所固有記号まで決められた項目が並びます。何が必ず書かれ、何が省略できるのか。生豆生産国名の書き方、栄養成分が省ける理由、そして「カフェインレス」と書ける条件までを表示のルールとして読み解きます。 -
風味・テイスティング
缶コーヒーが「プレミアム」を名乗れる条件|スペシャルティとは無関係の話
缶コーヒーの「プレミアム」「スペシャル」「ゴールド」には、名乗るための条件があります。指定された12語のいずれかで、別表2の銘柄を51パーセント以上使うか、自社従来品より豆を2割以上増量するなどしたうえで、事前の届出が要る——スペシャルティコーヒーの評価とは別の話です。 -
ドリンク・メニュー
缶コーヒーが「ブラック」「微糖」「カフェオレ」を名乗れる条件
缶コーヒーの「ブラック」「微糖」「カフェオレ」は、飲み物の呼び名である前に表示の基準です。ブラックは乳製品を使わない場合に限られ、糖類を使えば同一視野に「加糖」。カフェオレは乳の成分と使用量が決まっています。名乗りの条件だけを整理します。 -
産地
同じ「ブレンド」なのに、豆は30%・缶の「コーヒー」は51%|2つの規約で基準が違う理由
「モカブレンド」と書かれた豆の袋と、同じ言葉が書かれた缶コーヒー。じつは名乗るための基準が違い、袋は30パーセント以上、缶は規約上「コーヒー」に区分されるものに限って51パーセント以上です。同じ日本語が2つの規約で別の数字を持つ、その構造そのものを読み解きます。 -
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コーヒーとコーヒー飲料の違い|生豆換算5g・2.5g・1gの3区分と「乳飲料」の線引き
「コーヒー」と「コーヒー飲料」の違いは、味やグレードではなく量です。内容量100グラム中の生豆換算で5グラム以上が「コーヒー」、2.5グラム以上5グラム未満が「コーヒー飲料」、1グラム以上2.5グラム未満が「コーヒー入り清涼飲料」。乳固形分3.0%以上の「乳飲料」が別の規約で扱われる理由と、換算のしくみまで読み解きます。 -
産地
コーヒーの銘柄名は「どこで採れたか」で決まっている|公正競争規約が例示する14銘柄の範囲
キリマンジャロ、ブルーマウンテン、マンデリン——日本でこれらの名前を袋に書ける条件は、味の等級ではなく地理の範囲として決まっています。公正競争規約の別表2が例示する14銘柄の範囲と、その線引きを支えている法律上のしくみを一枚にまとめます。 -
歴史・文化
職場でコーヒーを飲むということ|覚醒と社交のあいだ
職場のコーヒーには覚醒の道具と社交の口実という2つの機能があり、文化史的には後者のほうが古いものです。コーヒーは作業効率の道具である前に、中断を正当化する装置だったという視点から整理します。 -
風味・テイスティング
冬のコーヒーは何が違うのか|室温という見落とされた変数
冬に変わるのは豆ではなく、飲む温度とそれが保たれる時間です。淹れた瞬間の温度が同じでも室温が低ければ低下は速く、実際に口にする温度帯が夏と冬で違ってきます。効くのは器具ではなくカップと飲む速度です。